
旧国鉄時代には、白飯と焼き魚、肉料理、フライ、卵焼き、蒲鉾などの一般的な惣菜を盛り込んだ、いわゆる幕の内弁当の系列のものを普通弁当と称し、それ以外の弁当を特殊弁当と称して制度上の区分が行われていました。ごはんとおかずというセットになっていないもの、例えば押寿司などは特殊弁当に分類されます。さらに、国鉄が米飯がないものは駅弁ではないとしたことから、長万部駅の「そば弁当」や大船駅の「サンドウィチ」などは国鉄末期まで駅弁として認められていなかったようです。
(株)鳥取堂の「元祖かに寿し」は、 昭和27年、鳥取駅で初めて販売されています。戦後国鉄の奨励によって郷土色豊かな商品作りを考え、山陰の味覚、松葉がにが着目されました。当時は、酢飯がまだ熱い内に折箱に詰められ販売されていました。保存・味全てにこだわって試行錯誤を繰り返した結果、現在の不動の地位を築いています。駅弁大会で販売されている駅弁が、地域のPRをする役割を果たすようになってきています。
百貨店などのちょっとした物産展には、必ずと言っていいくらいに駅弁が見かけられますし、メディアで駅弁の特集が組まれた際にも、やはり地域性に目を向けた切り口が多くなっているようです。大変有名な森駅の「いかめし」などは、駅での販売数はごく僅かですが、そのほとんどは駅弁大会で売られています。森町がどこにあるのかは知らなくても、北海道の駅弁で有名ないかめしがあることを知っている人は多いものです。
焼き物の容器は、陶器や磁器で造られた容器を保存や転用もできる弁当箱として使用するものですが、特別な駅弁で使われています。耐水性や耐油性に優れていて、ある程度は複雑な形状に加工できますから効果的なデザインを施すことができ、食べ終わった後弁当箱や小物入れなどに再利用もでき結構人気があります。しかし、重要があり高価ですから、使い捨てにされますと回収や運搬に負担が大きいといったデメリットはあります。
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現在では、窓が開閉できない鉄道車両が多くなりましたから、窓越しの受け渡しができなくなったことに加えて・・・・