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かしわめし

かしわめしイメージ

折尾駅の名物「かしわめし」は、九州を代表する駅弁ですよね。大正10年の販売開始以来87年、不動の人気を誇っています。発売元は駅近くの「東筑軒」です。元々は国鉄勤務の本庄巌水という人が考案したそうです。九州では昔から、来客がありますと鶏をつぶして野菜と煮たりご飯に炊き込んでもてなしたそうです。それを参考にして、郷土色豊かな駅弁をと生み出されてものなんだそうです。

鶏肉とガラを長時間煮出して、そのスープで味つけご飯を炊いて、甘辛く煮た鶏肉そぼろと錦糸卵、そして海苔で三色を飾ります。当初の駅弁名は「親子めし」だったそうですが、立ち売りの呼び声が「おやごろし」に聞こえるとクレームが寄せられたことから、急遽「かしわめし」の名称に変更になったという逸話が残っているそうです。宇都宮駅で1885年に発売された駅弁は、おにぎり2個とたくあんを竹の皮で包んだものだったそうです。

山小屋でこんなお弁当を見かけたことがありますが、駅にもこんなのあるといいと思います。四角い木箱に駅弁を山積みにして、列車の乗客を相手にホーム上で販売する駅弁の立ち売り、今や懐かしくさえありますね。駅弁の販売形態の原点でありながら、最近ではほとんど見ることがありません。「べんと、べんと~」と遠くまで届くハリのある声はもう久しく聞いていませんね。駅弁立売の件については、「駅弁資料館」への問い合わせが多くなっているそうです。

その他、駅構内では、駅弁の多く売れる食事時間帯前後になりますと、臨時にホーム上にキャスターつきのカートもしくは台を置いて、その上に駅弁や茶を陳列して売り子が販売する形態があります。売り子が帯のついた長方形の盆状か高さの低い箱状の容器に駅弁や茶を入れて、容器を前方に出す形で首から下げて、ホーム上を歩いて掛け声を発しながら販売する立ち売りもありますが、これは1980年代あたりから見られなくなり、前者も近年は以前ほどには見られないようになりました。

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