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加熱装置とは

加熱装置とはイメージ

現在、駅弁自体は、ジリ貧の状態にあると言われています。現在は、昔に比べて列車のスピード化が図られたり、また長距離には航空機も多数利用されるようになって、列車での移動時間が縮まってきています。列車の本数も増えましたし、乗客も時間をより自由にコントロールできるようになりました。駅にも評判の良いレストランが多くなりました。つまり、列車内で食事をするというニーズ自体がどんどん減ってきているわけです。

特殊な装置のある弁当の例としては、1988年に神戸市の「淡路屋」が、生石灰と水の反応熱を利用した加熱装置を取り入れて、食べる前に紐を引っ張って加熱する駅弁を売り出しています。「いかめし」は、凄まじい記録を更新中です。それは、京王百貨店が毎年開催している元祖有名駅弁と全国うまいもの大会(駅弁の甲子園、駅弁大会とも呼ばれる)で、実演弁当売上個数ランキングが37年連続全国一位になっています (2007年第42回大会現在)。

しかも、2位と大差をつけることも少なくありません。1966 年(第1回)以来、一位を逃したのは3回だけだそうで、そのうち69年、70年の2回は渡島管内長万部町のかにめしが1位だったのですから、さすが北海道の駅弁というところです。実際に旅をしなくても、百貨店へ行きますと全国の美味しい有名駅弁が食べられるようになりました。何とも便利な世の中になったものです。しかしながら、その土地の匂いや景色、風土、あるいは身体に感じる風さえも重要な要因なのです。

実際に旅をし、普段とは違った感情を抱き、旅独特の雰囲気の中で車窓からの景色を眺めながら駅弁を食べたいところです。駅弁のネーミングには季節やその土地の年中行事からなぞらえたものが多く、そこからも季節感を喚起させてくれることになります。全国各地に有名な駅弁がたくさんありますが、広島駅のしゃもじかきめし、松江のあご弁当、三原駅のたこ弁当、そして大津駅の竹の子弁当などは、情緒と美味しさが詰められた季節弁当です。

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